障がい者しごとサポーターの紹介で就職できました | 私は統合失調症 28

私は統合失調症
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就活があっさり終わりました。

 

作業所を利用して約1か月後に就職先が決まったのです。

 

障がい者手帳を取得してから働くのは2社目となります。

 

今回は神奈川県の障がい者しごとサポーターさんに就職先をお世話してもらいました。

 

障がい者しごとサポーターさんとは作業所の紹介で知り合いました。

 

私が通所している作業所に定期的にしごとサポーターさんが来ていたのです。

 

作業所を利用するときはその存在を知りませんでした。

 

今回の求人で、作業所の中で私が選ばれたのは一番仕事ができて体調が安定しているからです。

 

作業所の責任者とスタッフ達の推薦で選ばれました。時給と言うか工賃も一番高かったのです。

 

その障がい者しごとサポーターついては次のようになります。

 

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障がい者しごとサポーター

障がい者と企業をつないでくれる存在で、厚生労働省の管轄ですが都道府県の自治体の中にいます。

障がい者を雇用しようとしている会社と就労したい障がい者の中からマッチングさせて雇用と就職に結びつけるのが仕事です。

 

障がい者に対するサポートは、求人の紹介、履歴書・職務経歴書の書き方だけではなく、時には面接の同伴、就職後の定着支援もしてくれます。

 

障がい者しごとサポーターの方は精神障がい者に限らず他の障がい者の方達の面倒も長い間で複数見ています。

なので、サポーターの方はハローワークの求人票を見ればその求人の対象に精神障がい者が含まれているかもわかります。

ここの会社は精神障がい者を雇う気があるが、こっちは身体障がい者しか雇わないなどです。

 

今までハローワークの求人にとても苦労していたのにスッキリです。ものすごい経験で頼りになるお勧めの存在です。

私がハローワークの求人に苦労させられた件については過去のこちらの「ハローワークの障がい者求人に応募しても採用されない理由 」の日記になります↓

ハローワークの障がい者求人に応募しても採用されない理由 | 私は統合失調症 12
履歴書を書いて求人に応募してを繰り返しました。 しかし、書類選考で落とされるのです。 最初は何故かわかりませんでしたが、あとで理由がわかりました。 障がい者求人に応募しても採用されない理由 まずは障がい者雇用についてです。 会社は国から障が...

 

さらにそのしごとサポーターさんは、自分が担当している地域の会社の仕事内容と職場の環境も把握しています。人間関係などもです。

 

ちなみに私が以前働いた家電のノジマ系列のソロン株式会社についても把握していました。

 

障がい者仕事サポーターX
障がい者しごとサポーターX

家電量販店のノジマもその系列も障がい者の採用は積極的にやっているが、障がい者を紹介しても定着出来ない(働き続けられない)のです。

 

なので今はもう紹介しないようにしています。

 

よく働き続けられましたね。

体調が悪くなって当たり前の会社で職場環境です。

 

タケシ
タケシ

そうなんですか?

 

さらに作業所の責任者も言っていました。

 

作業所責任者X
作業所責任者X

家電量販店のノジマ系列は同じ理由で作業所の利用者にも進めていないです。

 

タケシ
タケシ

う…ん、私は何を頑張っていたのだろう。

 

私が就職する次の会社は株式会社東芝の系列子会社です。

しかし、ちょっと話がややこしく同じ東芝系列の派遣元のテクノプロサポート株式会社と雇用契約を結び、東芝コンシューママーケティング株式会社へ派遣されることになります。

 

就職先はテクノプロサポート株式会社

勤務先は東芝コンシューママーケティング株式会社

 

テクノプロサポート株式会社は人材派遣会社で、東芝コンシューママーケティング株式会社は家電修理を請け負う会社でどちらも東芝系列になります。

 

勤務先は神奈川県海老名市で、仕事内容は東芝の家電製品の修理で通勤は車で10分ぐらいです。

 

私の場合は、しごとサポーターのところにテクノプロサポート株式会社から「障がい者でいい人を紹介して頂けませんか?」とオファーがあり私を紹介してくれました。

そして、しごとサポーターの方が適任者を探していたときに私が通所している作業所で私の存在を知ることになったのです。

採用人数1人に対して、紹介されたのは私1人です。

 

採用が決まるまでの流れ

海老名市の会社の事業所へ行って履歴書と職務経歴書を提出しました。

その場で事業所の責任者と雇用先の人事の担当から職場と仕事内容の説明を受けて、たいした面接もしないであっさり採用となりました。

会社の人事の人と会ったのはこれだけでした。

 

すぐに採用された決め手は、求人を出している会社の方も障がい者しごとサポーターを信頼しているので基本は採用で落とされないからです。

 

障がい者しごとサポーターもそもそも採用されない、または働けそうもない人を会社に紹介はしないのです。それで採用されました。

 

また、この日記の初めに書いたように就職後も相談や、場合によっては会社との間に入って話をしてくれる定着支援があるので安心です。

 

あっさり就職が決まりましたが試用期間はあります。まずは障害者トライアル雇用での採用となりました。

 

そのトライアル雇用については次のようになります。

 

障害者トライアル雇用

 

障がい者トライアル雇用は、短期でも国から助成金がもらえます。

普通に精神障がい者を雇用しようと考えている企業なら絶対に使うべき制度です。

 

障害者トライアル雇用は精神障がい者の雇用を促進するのに役に立つ制度です。

障害者トライアルコース障害者短時間トライアルコースの2つがあります。

どちらにも適応されている障がい者は精神障がい者だけです。

使用期間ですが、これについては採用される障がい者には何もメリットはありません。

障がい者を採用する会社にメリットがあるのです。

そのメリットは助成金が国からもらえるからで次のようになります。

 

障害者トライアルコース

 

厚生労働省が作った目的

ハローワークまたは民間の職業紹介事業者等の紹介により、就職が困難な障害者を一定期間雇用することにより、その適正や業務遂行可能性を見極め、求職者及び求人者の相互理解を促進すること等を通じて、障害者の早期就職の実現や雇用機会の創出を図ることを目的としています。

 

ようするに障がい者を雇おうと思っているが悩んでいる会社に対して、一定の期間は国が助成金を払うから試してみてはどうですか?ということです。

試用期間中に採用できないとわかれば本採用をしなければ良いのです。

試用期間中は助成金で人件費の負担は少なくなります。

 

助成金の受給要件

 

対象労働者

継続雇用する労働者としての雇入れを希望している者で、障害者トライアル雇用制度を理解して希望する重度身体障害者、重度知的障害者、精神障害者になります。

 

タケシ
タケシ

重度知的障がい者が理解出来るように説明できる人はいるのだろうか?とも思いますが

 

雇入れの条件

1.ハローワークまたは民間の職業紹介事業者等の紹介により雇い入れることになります。

 

会社が単独で採用するのは適用できないのです。

求人を募集して応募してきた中で決めましたという人でないと、ハローワークの思惑が働いているようにも思えます。

 

2.障害者トライアル雇用等の期間について、雇用保険被保険者資格取得の届出を行うことになります。

 

雇用保険被保険者資格取得が出来るのは、週の所定労働時間が20時間以上で、継続して31日以上雇用される見込みのある労働者です。

 

助成金の受給額

支給対象者の労働者1人につき

労働者が精神障害者の場合、月額最大8万円を3か月、月額最大4万円を3か月(最長6か月間)となります。

 

ちなみに週の労働時間が20時間で時給が1,000円だと、ひと月に労働者に支払われる人件費は、ひと月を4週間の28日だとすると、週20時間×4週間×1,000円=8万円になります。

この分の人件費を助成金により減らすことが出来るのです。

少なくても労働者に払う賃金は最低3カ月半分にすることが出来ます。

 

さらに、追加の短時間のものもあります。

 

障害者短時間トライアルコース

 

厚生労働省が作った目的

継続雇用する労働者として雇用することを目的に、障害者を一定の期間を定めて試行的に雇用するものであって、雇入れ時の週の所定労働時間を10時間以上20時間未満とし、障害者の職場適応状況や体調等に応じて、同期間中にこれを20時間以上とすることを目指すものをいいます。

 

これは、障がい者トライアルコースにすら及び腰になる会社向けになっています。

雇用保険に入れない週20時間未満の短時間労働者からでも障がい者を雇用してみませんか?助成金を払いますのでという内容です。

 

助成金の受給要件

 

対象労働者

継続雇用する労働者としての雇入れを希望している者で、障害者トライアル雇用制度を理解して希望する人で、精神障害者または発達障害者が対象とになります。

 

雇入れの条件

1.ハローワークまたは民間の職業紹介事業者等の紹介により雇い入れることになります。

 

障害者トライアルコースと同じです。

 

2.3か月から12か月間の短時間トライアル雇用をすることになります。

 

3か月からとなっているのは本採用を目的とした試用期間ではないからです。

しかし助成金の受給期間が障害者トライアルコースは最長6ヵ月ですが、短期時間の方は最長12か月とより長くなります。

 

助成金の受給額

支給対象者の労働者1人につき月額最大4万円(最長12か月間)

 

以上になります。

 

障がい者トライアル雇用は、短期でも国から助成金がもらえます。

普通に精神障がい者を雇用しようと考えている企業なら絶対に使うべき制度です。

 

私の就労・勤務予定

働くのは2012年5月下旬からで、8月の下旬で試用期間であるトライアル雇用が終わり、通常の障がい者雇用のパートタイムに切り替わります。

 

また、後出しになりますが、採用する会社がハローワークに求人を出すことになりました。

ハローワークに求人を出すのは障害者トライアル雇用の対象とすることと、障がい者しごとサポーターがハローワークに貸しを作るためです。

障がい者しごとサポーターは求人を出す前の会社の情報も持っています。

なのでハローワークに求人を出して私が応募して採用されると言う流れにするとハローワークの実績になるからです。

 

タケシ
タケシ

出来レースではあります。

 

障がい者しごとサポーターはハローワークに恩を売ることにも手を抜いてないです。

これをやると有益な情報をハローワークから教えてもらえることもあるみたいです。

 

私は試用期間のトライアル雇用を必要としていなかったのですが、会社が助成金をもらえるのでトライアル雇用から始めることになりました。

 

タケシ
タケシ

デイケアはナイトケアで引き続き利用することにしました。

 

私は統合失調症
2006年秋に統合失調症と診断されました。 主症状は陰性症状になります。 このカテゴリー「私は統合失調症」は2006年12月に自宅で療養している時に始めました。 内容は、私が統合失調症になって知ったこと、体験したこと、思ったことを書いていま...

コメント

タケシ

1970年代前半生まれの神奈川県在住の男です。製造業でエンジニアをしていましたが、今は持病があり障がい者雇用で働いています。宜しくお願いいたします。

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