利用してわかった作業所のメリット | 私は統合失調症 27

私は統合失調症
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作業所を利用しています。

 

4月になっても就職が決まらなかったのでB型の作業所を利用することにしました。

 

作業所選びでは5か所の作業所を見学しました。

 

その中で、私は自宅からの距離が一番近く、通勤時間の短い作業所に決めました。

 

今回の作業所選びで、私が調べた事をここにまとめておきます。

 

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作業所の見つけ方

お住まいの市区町村の役所の障害福祉課やハローワークで教えてくれます。自分でインターネットで探しても良いです。

作業所 市区町村の名前
検索

病院やデイケアでも教えてくれます。同じ病院やデイケアの他の利用者が通所している近隣の作業所を教えてもらえるのと、作業所ごとの定着のしやすさ、工賃などの大まかな情報も教えてもらえます。

私が通っている作業所は、利用しているデイケアと付き合いがあったので知ることが出来ました。

また、障害の種類によっては受け入れができない作業所もあるので事前に確認が必要です。

どの作業所も利用するには、まずは見学をすることになります。

見学の依頼は、作業所へ電話やメールで直接連絡をする場合と、市区町村の役所の障害福祉課やハローワークまたは、病院やデイケアを通して連絡をする場合があります。

やりとりについては、作業所を紹介してくれた所が教えてくれます。

 

作業所にはA型とB型があります

これは行政上の分類としてあるものです。

 

A型の作業所

工賃が最低賃金を満たすのが条件になります。

そして、仕事の量や求められる能力は一般の会社と同じになります。もちろん賃金に見合った内容です。雇用契約も結ぶことになります。なので週20時間以上の労働時間だと雇用保険にも加入できます。そして失業した時に失業手当をもらうことが出来ます。

 

しかし、ここは注意です!
A型の作業所でも最低賃金を下回ることがあります。
なぜならA型の作業所でも利用者の能力が低い場合は申請すれば最低賃金以下にする事が出来るからです。
作業所によっては、利用者すべてに対してこの特例を申請して最低賃金以下の工賃になっている作業所があります。
なぜこれが出来るかと言うと、
地方などで作業所が少くて通える作業所はA型の作業所しかない場合のためです。
特例として設定されていますが、制限がないので特例ではなくなっている作業所もあります。

 

A型の作業所が一般の会社と違うところ

障がい者をサポートする人が在籍していることです。

作業所に在籍している障がい者をサポートする人は次の人になります。

 

職業指導員

障がい者が労働するにあたり、やり方や手順などを教える人です。

職場のルールの作成と規則を守らせる事も行います。作業指導員とも言います。

障がいの内容や程度に応じて、その人の能力が発揮できるように合った仕事や出来る仕事を選んで決めます。当然ながら障がいに対する知識が必要になります。

 

サービス管理責任者

サービス管理責任者は個別支援計画を作成する人です。

個別支援計画とは、障がいの内容・今後の希望・目標設定などが書かれていて、障がいを持つ当事者だけはなく保護者やそのご家族の状況も考慮して作られます。

その他に、障がい福祉サービスを担当する機関や医療機関などと連絡を取り合い、利用者に合ったサービスが提供されるように調整もします。また、障がい者の能力向上のために研修の企画や実施を行います。

 

生活支援員

障がい者への健康管理の指導や生活上での相談を行います。身体障がい者へのサポートも行います。サービス管理責任者の補助的な役割になります。

 

私が思うこと

タケシ
タケシ

これが出来るなら一般の会社でもできるのでは?

と思います。

でも一般の会社は精神障がい者を雇うどころか精神障がい者を排出しています。

特にうつ病です。

そもそも、私はこれがおかしいと思っています。

 

B型の作業所

私が通っているのがこのBの作業所になります。

工賃のしばりがありません通常は最低賃金以下です。作業所によっては労働内容がデイケアとあまり変わらない所もあります。

 

メリットは

  1. 少なくても工賃がもらえる。
  2. 市町村によっては交通費を補助してくれるところがあります。
  3. デイケアの延長になっているので適応しやすいです。

作業所に在籍している障がい者をサポートする人は、A型とまったく同じ条件で在籍しています。

同じく職業指導員とサービス管理責任者と生活支援員になります。

 

デイケアとB型の作業所の違い

B型の作業所であれば大きな違いはないです。デイケアのプログラムに積極的に参加している人であれば作業所へ切り替えて良いと思います。

同じ作業をするので、他の利用者とコミュニケーションが取りやすいです。

例えば、デイケアで絵を描く場合は人によって違う絵を描きます。しかし、作業所ではまったく同じ物を作ったり、同じ作業をすることになるからです。仕事の内容が共通の話題になります。

 

私のB型の作業所での仕事と活動内容

仕事は一つでは無くて複数あります。メインがクリーニングをした介護用のエプロンをたたむ仕事です。その他に、プラスチック製の文房具用品の組み立て、贈答用のお菓子などを入れる化粧箱の組み立て、工業部品の検査があります。

出勤は平日毎日です。勤務時間は1コマが1時間15分で1日に4コマあるので1日の労働時間は5時間です。休憩は1コマ終わったら15分の休憩もしくは1時間のお昼休みがあります。このほかに朝礼と終礼と掃除があります。また、仕事がないときにはソフトボールなどのレクリエーションも行っています。

私の通っている作業所は、今いる利用者に合った仕事で、できるだけ多く工賃を払えるようにと管理者が努力しています。

 

B型の作業所の工賃

私の工賃ですが、神奈川県のB型の作業所を利用して工賃は時給500円でした。これでも、その作業所で働いている中ではトップの賃金になります。

参考までに厚生労働省の調べでは8年前の一般企業の全国平均の最低時給は798円なのに対して、B型の作業所の平均工賃は時給で193円になるのでとても低い額となります。

 

各作業所の違い

ただし、一番大事な前提条件として、作業所は管理者の運営方針によって大きく異なります。

工賃を上げるために利益を追求する作業所もあれば、工賃は低いが障がい者のリハビリを大事にしている作業所もあります。

仕事の内容も力のいる仕事から、力はいらないが細かい作業を必要とするもの。勤務時間や規則なども変わってきます。

レクリエーションを定期的に行っている作業所もあります。

なので、実際にその作業所へ行って見学をしないとわからないことが多いです。

 

私はデイケアも利用しています

作業所の仕事内容が思ったほどキツくなかったので、デイケアのナイトケアも平日毎日で利用しています。作業所が終わった後に利用しています。作業所だけでは、就職先が決まって働き始めたら仕事に体が耐えられないと思ったからです。準備は万全にしています。

 

私は統合失調症
2006年秋に統合失調症と診断されました。 主症状は陰性症状になります。 このカテゴリー「私は統合失調症」は2006年12月に自宅で療養している時に始めました。 内容は、私が統合失調症になって知ったこと、体験したこと、思ったことを書いていま...

コメント

タケシ

1970年代前半生まれの神奈川県在住の男です。製造業でエンジニアをしていましたが、今は持病があり障がい者雇用で働いています。宜しくお願いいたします。

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