天然うなぎを食べる人は少ないと思います。
何故なら、天然うなぎは高いから。
ほとんどの人は養殖うなぎを食べるでしょう?
私も養殖うなぎしか食べれません。
ちなみに、天然と養殖の日本国内消費量の割合は、
- 天然うなぎ:1%
- 養殖うなぎ:99%
になります。
天然うなぎは1%の金持ちが食べるのです。
もしくは、天然うなぎに人生をかけている人。
ところで、うなぎの旬はいつか?
- 天然うなぎは秋冬(10〜12月)
- 養殖うなぎは旬がない
となります。
うなぎの旬
うなぎの旬について説明します。
そして、何故?
天然うなぎと養殖うなぎの旬の違うのかについても。
天然うなぎの旬
天然うなぎの旬は10~12月頃の秋冬で、脂がのるからです。
うなぎは冬に水温が下がり活動量が減るので、栄養を蓄えようとするから脂がのります。
冬に水温が低くて活動量が減ると、あまり食べ物にありつけないので、その前に栄養を蓄えようとするのです。
冬眠前の熊と同じで、体に栄養を蓄えた結果、脂が乗ったうなぎになります。
パサパサしている魚より、脂が乗った魚の方が旨い!
なので、これが天然うなぎの旬が秋冬の理由。
養殖うなぎの旬
養殖うなぎに旬がない理由。
養殖うなぎは、水温を年中一定にした環境で育てられます。
温度管理をされた環境で飼育されるので、冬に備える必要が無いのです。
なので、脂の乗りは一年中同じです。
水温が一定だし、脂の乗りはエサで管理できます。
うなぎの養殖はこんな感じ。
うなぎ養殖池は、四角いコンクリートの池をビニールハウスでおおい、水温28℃前後に加温しています。
餌は、厳選された高品位な魚粉を主原料とした配合飼料で、これに水を加え、餅状にして与えます。
引用元:日本養鰻漁業協同組合連合会
夏にうなぎを食べるのは
江戸時代に、うなぎは夏バテに効果があるから食べた方が良いと、宣伝されたから。
「土用丑の日(どよううしのひ)は、うなぎの日」とです。
土用丑の日とは、江戸時代に中国から伝わった季節を表す期間のこと。
土用丑の日は、毎年変わるが7月19日 – 8月7日の間に収まっています。
宣伝したのには理由がある。
それは、夏にうなぎのかば焼きが売れなかったから。
うなぎのかば焼きが、夏に売れなかったので宣伝した
江戸時代の庶民はうなぎの旬は秋冬だと知っていた。
だから、夏にはうなぎのかば焼きが売れなかったのです。
そりゃ、旬でない魚は食べないでしょう。
そこで、
「うなぎは夏バテに効果があるから、これで宣伝しよう!」
になりました。
うなぎが夏バテには効果がある理由
夏になると暑いので汗をかきます。
汗をかくと、ビタミンやミネラルが体から汗と一緒に出てしまいます。
これにより、夏バテの倦怠感や疲労感になるのです。
うなぎは栄養が豊富で、ビタミン・ミネラルだけでなく、カルシウム・鉄分・亜鉛・脂質(DHA,EPA)・コラーゲン を含んでいます。
だから、夏バテに効くので、旬ではなくても夏にうなぎを食べましょうと宣伝したのです。
江戸時代の人は、ビタミン・ミネラルなんて知りません。
経験として知っていたみたいです。
しかし、今は
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うなぎは好きなので、季節に関係なく食べたいときに食べています。
私は養殖うなぎなので、旬がありません。
結局のところ、うなぎを食べるのは季節ではなくて、美味しく調理してくれるお店で食べるのがベストです。
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