大阪で拳銃強奪事件があって容疑者は精神障害者 | 私は統合失調症 47

この記事は約7分で読めます。

 

大阪で拳銃強奪事件がありました。

容疑者はすでに確保されていますが、容疑者が2級の精神障害者保健福祉手帳を持ち障がい者雇用で働いていたとの報道がされています。あと推測で統合失調症とも。

タケシ
タケシ

私も精神障がい者福祉手帳が2級で障がい者雇用で働いています。

病名も統合失調症です(幻覚・幻聴・妄想のない陰性症状のみ)。

 

ずらずらと自分が調べたことや思うことを書いてみました。

 

拳銃強奪事件の概要

事件の概要は次の引用をご参照ください。

※登場人物の実名を書くと面倒なことになりそうなのでイニシャルに変えてあります。

2019年6月16日午前5時半過ぎ、吹田市の千里山交番の前で、I容疑者(33)がK巡査(26)の胸などを包丁で刺して殺害しようとし、実弾5発が入った拳銃を奪う。

2019年6月17日午前6時半過ぎ、I容疑者が箕面市内の山中のベンチで逮捕された時、所持していた拳銃には実弾は4発しか入っていなかった。

TBS NEWSより

さらに、

警察の調べに対しI容疑者は「私のやったことではありません。病気がひどくなったせい、周りの人がひどくなったせいです」と供述。

所持品には2級の精神障害者保健福祉手帳があったという。

2018年11月から障害者雇用で採用されたアルバイト先のゴルフ練習場でも、問題は起こしていない。

体調について、同担当者は「持病があって、自覚症状として悪い方向にいくかもしれないと。幻覚が強くなってくるかもしれないということでした」。持病の詳細については話せないとしたが、統合失調症だったという情報が浮上している。

ライブドアニュースより

 

精神疾患を報道する

たいてい、このような事件が起こると、なんで報道で精神疾患の病気のことを報道するの?と言う声があります。

確かに他の病気の場合、いちいち容疑者は糖尿病や肝機能障害を患っているなどとは報道されせんから。

これは、やはり刑法39条が原因でこの先の裁判を見据えての報道なのかなと思います。

第39条

  1. 心神喪失者の行為は、罰しない。
  2. 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

詳しくはウィキペディアをお読み下さい。

 

統計学上の精神疾患と犯罪数の関係

さらに、精神疾患による犯罪との印象を持たれかねない。との声もあります。

これについては統計学を用いて関係はないと指摘している情報が数多くあります。

 

犯罪数と精神疾患は関係ない

厚生労働省の資料でもあります。

犯罪白書(2008年頃?)より。

検挙された人の内、精神障害者およびその疑いのある者の割合は0.6~0.8%

人口の内、精神障害者の人の割合は約2.4%

精神障害者への差別と閉じ込めの法律を辞めさせましょう

 

となっているので精神疾患により犯罪が引き起こされるのであれば。

検挙された人の内、精神障害者およびその疑いのある者の割合は0.6~0.8%ではなくて約2.4%より多くならないといけないのです。しかし、なっていません。

 

しかし、さらに疑問に思うことが。

タケシ
タケシ

精神障害者の入院者数は多い気がする。それにより検挙された人の精神疾患の数が少ないのでは?

一般的に入院している人は犯罪を起こせないからです。

 

入院者を除いても犯罪数とは関係ない

入院患者の割合を人口と精神障害者とでそれぞれ調べました。

そして、入院していない人の人口に対する、入院していない精神障害者の割合です。

入院していない人だけにして再計算すると。

人口の内、精神障害者の人の割合は約2.18%。

なので、

検挙された人の内、精神障害者およびその疑いのある者の割合は0.6~0.8%ではなくて約2.18%より多くならないといけないのです。しかし、やはりなっていません。

 

計算式:入院していない人の人口に対する精神障がい者の割合。

(面倒な人は飛ばして下さい。)

2008年の精神疾患の人の入院者数の割合。

精神疾患の323.3万人の内、入院者数は33.3万人なので約10.3%

厚生労働省の参考資料より

 

2008年の人口のに対する入院者数の割合

人口127,692千人の内、1,392.4千人なので約1.1%

厚生労働省の2008年患者調査の概要の推計患者数

統計局の平成20年10月1日現在人口

 

最後の計算

人口の内、入院していない人の割合は98.9%(100-1.1=98.9)

精神障害者の人の内、入院していない人の割合は89.7%(100-10.3=89.7)

人口比の精神障害者の割合は2.4%×89.7/98.9=2.18%

この2.18%が入院していない人だけで見た人口に対する精神障害者の割合です。

 

タケシ
タケシ

正直に言うと、入院していない人だけで計算した精神障害者の割合が0.6%を下回ったらどうしようかと思いました。

シャレにならないと言うか記事にして良いか悩む所です。

あと、入院している人の人口と精神障害者の割合を比べてみると、人口に対して精神障害者は約10倍もの人が入院しています。

予想通り多い結果となりました。

 

しかし、色々計算して書きましたが、これはあくまでも統計学上の犯罪者数の話です。

統計学の厄介なところは、個別の犯罪については説明が出来ないところです。

 

この先は、私個人の体験と経験に基づいて書いてあります。

 

幻聴・幻覚・妄想に対する反応は人それぞれ

精神科のデイケアを利用していたので、他の統合失調症の患者さんを多く見てきましたが。

幻聴・幻覚・妄想に対する反応は人それぞれだと思います。

私は精神科の医師では無いです。

 

例えば、世界中の人が自分の事を悪く言っているという妄想なり幻聴があったとします。

反応1:自分は嫌われている、消えたい…。(悲しみ)

反応2:なんて事を言うのだ!(怒り)。

反応3:頭が混乱して疲弊するだけ。(感情が抑えられる)

 

これについては、人それぞれに違うので、結局はその人がどのような人かでどう反応するかが決まると思います。

その人がどのような人かについては自分で関わって判断するしかないと思います。

タケシ
タケシ

正直に言うと、同じ病気を患っていても関わらないようにしている人もいるし、関わる人もいます。

 

でも、これって当たり前と言えば当たり前です。

どんなに肩書があっても人に危害を加える人はいるので、病気や肩書、場合により職種などで全ては判断できないのです。先行情報や先入観だけでは判断してはいけないのです。

自分で判断するしかありません。

 

また、このような事件が起きると「精神障がい者雇用で働いていて、職場の人に怖がられたり、よそよそしくなったりするのでは?大丈夫?」と聞かれますが。

 

精神障がい者雇用の職場での人間関係

もしかしたら職場で「精神障害の人は何をするかわからない」などと私の知らないところで言っている人はいるかもしれません。または、言われるかもしれません。

しかし、私はたぶん気にしません。

いちいち気にしても仕方がないし、人を変えることは出来ないからです。少なくても私には人を変えることが出来ません。

 

職場で、私の目の前で「精神疾患の人は何をするか分からない」などと言われたら。

タケシ
タケシ

おう!何するか分からないから、夜道に気をつけろよ!

(もちろん、実際には何もしませんがプレッシャーは与えます)

ぐらいは返すかも。

相手を変えることが出来ないなら、その発言は自分のために利用します。

精神疾患を抱えていてもタフでなければ生きていけないし、金は稼げないことを学びました。

 

長い間働いているし、仕事で結果も出しているし、問題を起こしたりしてないので、人のことをよく見ている人からは信頼も信用もされています。

タケシ
タケシ

良い人ではないですが、

災いをもたらさない人です。

 

そして、人の事を悪く言う人間は、裏で多くの人から嫌われているのも知っています。

 

また、よく「病気への理解」と聞きますが、私の優先順位ではまず「私のことを理解してくれ」時間はかかるかもしれないが。善人ではないが悪人では無いのだから。それから「病気への理解」について話すからです。

タケシ
タケシ

「病気への理解」と言っても「疲れたら休ませたり寝かせてくれ」だけです。

 

長く精神障害者をやっていて「もう分かってくれなくて良いよ。それでも生きていて楽しい事はたくさんあるし」になりました。

 

私は統合失調症
2006年秋に統合失調症と診断されました。 主症状は陰性症状になります。 このカテゴリー「私は統合失調症」は2006年12月に自宅で療養している時に始めました。 内容は、私が統合失調症になって知ったこと、体験したこと、思ったことを書いて...

コメント

タイトルとURLをコピーしました