前回の日記と順番が入れ替わってしまいましたが、新しいデイケアを探した時の話をここに書かせて頂きます。
就職活動をする予定なので、新しいデイケアはあまり考えずに選びました。
すぐに働く予定なので利用しても短い期間になるからです。
しかし、その時に多くのデイケアを見学して比較することが出来ました。
見学して思ったことをここに書きます。
精神科のデイケアの選び方
実はこれは非常に難しいです。
特に私みたいに社会復帰して働くことを目標としている人にはです。
デイケアを利用してリハビリが終わり働けるようになった人が少ないからです。
働けるようになる人はもともと症状が軽くてデイケアを利用しても短い期間だったり、休職者で復職する前にデイケアを少しだけ利用するパターンです。
私みたいに無職の期間が長くて、自分で就職先を探して働き始めるなんて人はまったくいないのではと思うぐらいです。
ちなみに私は3年間も無職です。
なので、次のようにデイケアが過去の実績を教えてくれません。
デイケアが過去の実績を教えてくれない
デイケアの見学に行くと、このデイケアではこんなプログラムをやっています。
こんな症状の利用者がいます。
こればかりアピールされます。
しかし、
このデイケアを利用すると、その結果どうなるのですか?
これを言うと。
リハビリが進みます。
リハビリが進んだ結果はどうなっているのですか?
働けるようになっているのですか?
……。
それが無いのです。
残念ながら。
あまりしつこく聞くと、
あせらないでやっていきましょう。
となります。
何故、私が過去の実績を聞くのかと言うと。
例えば、高校を決めるときには卒業後の進路も大事
自分が入学できる高校がどこなのか?
これは大事ですが、その高校の卒業生の進路も大事です。
例えば次の2つの高校があったとします。
それぞれの卒業後の進路は、
当たり前たけどBの高校を選ぶはずです。
しかし、精神科のデイケアにはこれがないのです。
利用してリハビリをしたあとの過去の進路の実績がです。
もちろん、公表しているところもあります。
デイケアを利用してその後はどうなったのかを年齢・病名・症状・利用期間で分けてです。
これくらいの人が働けるようになりましたと。
ただし、そのようなデイケアは利用条件を厳しくしています。
当たり前ですが年齢制限もあります。
しかし、多くのデイケアはこれをやっていません。
では、どうするか?
体調で選ぶか目的で選ぶことになります。
病状や体調に合わせて選ぶ
これだと体調はくずさないがリハビリがあまり進まなくなります。
デイケアのスタッフは利用者の体調が悪くならないことを優先するからです。
目的で選ぶ
これぐらいの時期には、これぐらい働けるようになりたい。
または、これぐらい出来るようになりたい。
私はこれで決めました。
そして、ベストな選択だと思います。
あとは、実際に利用して納得できなければデイケアを変えれば良いのです。
利用して見ないとわからない事の方が多いのと、そもそもリハビリのプランを作成して定期的な面談をしてくれないところもあります。
私が思う理想のデイケア
利用者の状態と目的に合わせて、リハビリのプランを作ってくれるところです。
もちろん、ひとりひとりまったく違うものになります。
場合によっては、
このデイケアのプログラムでは軽すぎるのでリハビリになりません。
次のステップへ行きましょう。
新しいデイケアを探して下さい。
もしくは、逆に、
このデイケアのプログラムだと体調が悪くなりますついていけません。
ここより軽いプログラムのデイケアを探して下さい。
と言ってくれるのが良いと思います。
デイケアのスタッフのために利用者がいるのではなく、利用者のためにデイケアのスタッフはいるのですから。
でもこんなことはやってくれません。
私の場合は自分でリハビリのプランを作りました
自分自身でリハビリのプランを作ってデイケアのスタッフに言いました。
何故ならやってくれないからです。
自分の体調と働けることになりそうな時期とで何をするか決めました。
デイケアのスタッフは症状が悪く働くどころか日常の生活にも支障のある利用者の相手と、日々のプログラムの実行だけで忙しいみたいです。
私みたいに働くために就職活動を始めようとしている人には、
ほっといても大丈夫でしょう。
となります。
私はデイケアを卒業して働く時が一番ハードルが高くて、ケアが必要だと思います。
でも、スタッフは今までやったことがないので、どうして良いかわからないみたいです。
デイケアに馴染ませる入口を重視して出口がおろそかになっています。
しかし、デイケアのスタッフだけを責める気にはならないです。
あの人達もサービス残業をやっているし、給料も安いし労働条件が悪いことを知っているからです。
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