過去に平社員の私が、会社の会議で責任問題の話をする管理職を黙らせました。
その時の私の年齢は25～26歳、管理職は40歳以上。
会社で問題が起きると、会議で責任問題の話になることが多くあります。
特に管理職に多い。
どの部署の責任か？というやり取りです。
私は平社員の身ですが、会議のチェアマン(司会進行)をやっていました。
その平社員の私が、管理職の責任問題の話を止めさせたのです。
どうやって止めさせたかと言うと、
面倒になって、どうでもよくなりました。
全部、私の責任で良いです。
と言いました。
何があったのか、順番に説明します。
平社員で会議のチェアマンをやってた
私がいた会社は製造業で、私は技術課に座席していました。
仕事は図面の作成と金型の手配です。
工場の中に事務所があり、技術課以外にも、営業課・製造課・生産管理課・品質管理課の全ての人達が同じ工場の敷地内にいました。
ある時、私の仕事で問題が発生しました。
問題といってもささいな事。
解決は出来ます。
その解決手順の流れ。
お客と調整→図面変更→金型変更→製造・生産管理・品質管理の書類変更。
会議で各部署の役割とスケジュールの確認をするだけ。
会議の開催通知を各部署に送って、会議を開きました。
私がいた会社では、技術課の担当がチェアマンをやることになっていました。
なので平社員でも会議のチェアマンをやります。
会議でいきなり責任問題の話になる
会議の出席者は、私以外は全員管理職です。
では、出席者の登場。
技術課の課長です。
タケシの上司です。
営業の課長です。
品質管理の課長です。
製造の課長です。
う…ん、生産管理の課長です。
生産管理の課長は元気が無いし、仕事が出来なかったのです(笑)。
全員そろったので会議を始めました。
では、会議を始めます。
まず、起きた問題は○○〇です。
次に解決策は…
と言ったところで。
ちょっと待った！
そもそも、この問題は製造の責任ではないか！
なんと、責任問題について最初に言い出したのは私の上司でした。
不意を突かれた。
そもそもなんで、上司が部下の議事進行を妨げるのだ？
そうですよね！
製造の責任ですよね！
いや！違う！
これは品質管理の責任だ！
そうですよね品質管理！
いや違うよ！
営業の責任だよ！
営業がお客と話をつめないから悪いんだ！
いや！営業の責任ではない！
そもそもお客に話す内容じゃないだろう！
社内の管理の問題だろ！
生産管理の…
（いや、生産管理は責任取らせる価値もないな）
技術と製造の責任だろ！
（あれ？俺の責任にはならない？なんでだろう？まー良いか）
う……ん。
いいえ！これは製造の責任です！
いいや！これは品質管理の責任です！
この責任問題の話が、３０分も続きました。
いったい、いつまで続くのだ？
しかも、この日、私は残業をすることが確定していました。
もちろん、サービス残業です。
この話が長引いた時間だけ、私の残業時間が増えるのだが…。
このままだと、あと1時間は続くかも…。
しかし、責任問題の話は終わりそうもありません。
これは絶対に営業の責任です！
完全に無限ループ状態です。
だんだん、私は面倒になりました。
しかも、私一人だけ無言で立っています。
他は椅子にふんぞり返って座っています。
ホワイトボードに誰の責任か書いた
もうどうでもいいや。
早く責任問題の話を終わらせよう。
と思って、ホワイトボードに次のように書きました。
「今回の問題はタケシの責任」
そして、責任問題の話をしている管理職達に言いました。
ちょっと、よろしいでようか。
責任問題についてはコレでどうでしょう？
バッバーン！
コレ↓
そうしたら、管理職達が聞いてきました。
え！？
本当にお前の責任でいいのか？
本当にお前の責任でいいのか？
本当にお前の責任でいいのか？
本当に君の責任でいいの？
（さんざん人の責任にしておいて何を聞いているんだ？と言うか、なんで生産管理の課長はココだけ反応するんだ？）
本人が私の責任でいいと言っているから、それでいいではないですか。
技術の課長、君の部下だけど彼の責任でいいの？
うーん…。
まー、彼がそれでいいと言うのなら…。
では、責任問題の話はコレで終わりにします。
解決策と、各部署の役割・スケジュールの説明をします。
責任問題の話を終わらせました。やっと会議を進められます。
会議進行中。
そして、一通り話が終わり、会議が終わる時に。
以上で会議は終わるのですが、最初に書いたコレを消しても良いでしょうか？
コレ↓
そう言ったら。
消していい。
消していい。
消していい。
消していい。
いい、いい。
管理職全員が消していいと言いました。
なので消しました。
しかし、
だったら、コイツらは何を話していたのだ？
と思いました。
ところで、もしもコレを消さなかったら。
コレ↓
当然、会議の議事録に載ります。
そして、その会議の議事録は工場長まで行きます。
ちなみに、工場長は技術・製造・品質管理・営業・生産管理の全てを管理しているので、全ての課長の上司になります。
そんな議事録を工場長が見たら言うよ。
なんで、お前の責任なんだ？
けれど、
何だか分かりませんが、私の責任にされました。
と、すっとぼけます。
工場長が他の管理職に聞いても。
なんで、彼の責任なんだね？
いや、本人がそれでいいと言うから。
ん～、何だかわからんな。
と、お粗末な内容になっていました。
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