アウディTTクーペ3.2クワトロSライン(初代2005年)のハンドルが遠くて操作しずらいので社外品のディープコーンステアリングに交換しました。
体からハンドルまでが遠いのでハンドルを切った時に肩がシートから離れてしまうのです。
普通の車に比べたらアウディの純性シートのホールド性はかなり良い方なのですが、体が離れてしまっては意味がありません。
カーブを曲がる時に体が左右に振られてしまいます。
この状態で車を長距離運転すると体が疲れてしまいます。
さらに私はサーキットも月1で走ります。
なので私は常に体をシートに密着させたいのです。
シートを前にするとキーが邪魔
普通はシートの位置を前に移動させてハンドルまで近づければ良いのですが、それだと別の問題があります。
それが下の車のキーです。
車のキーが大きすぎるのでブレーキペダルからアクセルペダルへ足を移動させる(または逆の移動)の時に右足をぶつけてしまいます。
世の中にはこのキーを分解して自分で小さく加工している人もいます。
しかし、このキーは数万円もするので、自分で小さく加工することは私には失敗が怖くてできません。
以上の理由でシートを前に動かせないのでディープコーンステアリングへの交換を選びました。
ディープコーンステアリング
ディープコーンとは通常のステアリングよりも取り付けた時にハンドル操作部を運転手に近くなるようにしたものです。
どうやって近づけるかと言うとステアリングのセンターの車体への取付部と手で操作する部分を離して長さを確保しているのです。
下の画像は斜めから見たディープコーン
下の画像は横から見たディープコーン
長さの分だけ車体から離れ運転手へ近づけます。
ステアリングの老舗でイタリアのMOMOやNARDIのブランドが欲しかったのですが、しかしながら正規品はやはり高いです。
MOMOのディープコーン
NARDIのディープコーン
高くて買えません。
ヤフオク!には安い偽物がありますが買いたくありません。
なので、私が購入したステアリングのメーカーはDeporacing(デポレーシング)になります。
台湾メーカーだったと思います。
商品型番:D35C、ハンドル径35㎝、70mmオフセットディープコーン、カーボン柄フェイクレザー
中国製なので糸の縫い目など細かい所を気にする人にはお勧めできませんが、強度など使用する上で問題になることは無いので安くて使えるステアリングです。
それにフェイクレザーです。
しかし、カーボン柄は気に入っています。
下の写真はカーボン柄とクロスステッチのアップになります。
カーボン柄のフェイクレザーは特にすべったりしないで、柔らかくも硬くもない感触です。
下の写真はハンドルのセンターに付いているマークのアップです。
この黄色のマークは名前がハッキリせず、センターマーカー、ステアリングマーカー、トップマーク、ニュートラルマーカーなどと言われています。
ハンドルはここまでで、次にステアリングボスを買わなければなりません。
ステアリングボス
ステアリングボスとは下の画像の車とステアリングを繋げる部品です。
ステアリングのメーカーによってネジの穴の数や位置が違うのでステアリングを交換すると必要になります。
私が買ったDeporacing(デポレーシング)のステアリングはMOMO用と同じになります。
そして、車はアウディTTクーペ3.2クワトロSライン型式はGH-8NBHEFの2005年製です。
ステアリングと車に適合するステアリングボスを探さなくてはなりません。
MOMOのホームページに適合表があるので見てみると。
なんだこの適合表は?
使えない!何年前から更新されていないのだ!
他のステアリングボスを作っているメーカーを見ても輸入車はあまりありません。
日本で有名なのは下の2つです。
worksbell
HKB SPORTS
適合するステアリングボスは見つかりませんでした。
輸入車のステアリングを交換する人が少ないので、需要があまりないからみたいです。
そこでいろいろ探したら楽天市場で見つけた下のステアリングボス。
アウディTT(8N)に適合すると書いてあります。
お店のParts Hillsにメールで問い合わせて私の車に適合することを確認しました。
お店はどうやって適合確認をしているのでしょう?
でも無事にステアリングボスが見つかりました。
注文して届いたステアリングボスの箱に書いてある型番はHUB RACING K8017でした。
結果としてステアリングよりもボスの方が高くなってしまいました。
ステアリング交換は修理工場で
エアバックやホーンの配線の処理が面倒だったので自動車修理工場にパーツを持ち込みで交換してもらいました。
適合の問題は無くて、無事に取り付ける事ができました。
作業工賃を忘れてしまいました。
確か1万円ぐらいだったかと。
作業時間は2時間ぐらいでした。
取り付け前の写真↓
そして、こちらが交換後↓
デポレーシングのステアリングに付いているネジはディスプレー用でメッキ加工されています。
光を反射するものをハンドルやメーター周りに使うと視界が悪くなるので別に買わなければならないのですが、小さいネジだし強度的に問題はないのでそのまま使いました。
ステアリングを交換して
メーターパネルがとても見やすくなりました。
そもそもエアバッグが大き過ぎる気がします。
ギアが何速に入っているかの確認がしやすくなりました。
ハンドルが近いので体がシートから離れません。
コーナーでも体が左右に振られないので運転が楽になりました。
ステアリング交換で無くなったもの
- エアバッグ
- パドルシフト
エアバッグが無くなると自動車保険の契約を見直さないといけない場合があるみたいです。
私はSBI損保の自動車保険を契約していますが手続きは何もしなくて良いとのことでした。
下の記事をご参照ください。
パドルシフトについては今までもあまり使っていなかったので不便ではありません。
使いたいときはシフトレバーで操作すれば良いだけです。
コメント